社会
池内了の科学者と戦争。作ったものに対する責任を無条件に捨てることはできるのか。科学者は何のために研究を行なうのか。
伊坂幸太郎の死神の浮力。死神が人間たちに正論を説く。死と隣合わせにある彼らは何を思うか。かくも儚い人間たちに。
星新一の宇宙のあいさつ。ショートショートというカテゴリを創った星新一。宇宙人が描く、地球とかいう星の住民たちの実態
経済を身近に感じるためにオススメの10冊。あまり学校で教えてもらえない経済を本から学ぶ。オススメ本の紹介。
中村文則の掏摸。逃げることができない、支配された人生。社会から外れた人間たちの苦しみと、自分に選択権のない人生の恐ろしさを目の当たりにする。
Human And Bookstoreの本と流通。書店で本が並ぶまでの仕組みをまとめた一冊。新しい本屋の取り組みを知ることが出来る。
東浩紀の動物化するポストモダン。オタク文化に焦点を当てることで現代社会の構造を分析する。人は何にすがりながら生きているのか。
筒井康隆の旅のラゴス。ものに依存することで人間は能力を失う。文明がなくなったことで、人間たちは知恵を取り戻す。
又吉直樹の夜を乗り越える。人はなぜ本を読むのか、その疑問に対して、著者が苦しみながらも答える一冊。本を読むことは自分を知ることだ。
野矢茂樹の無限論の教室。数学と哲学、ともに実生活において意識しづらい学問。たまにはそんな世界に足を踏み入れてみるのはどうだろうか。
池井戸潤の銀行総務特命。勧善懲悪のすっきりとした物語である一方、銀行の組織や人間に問いかけを放つ。社会に、もう一度考える心を。
真保裕一のローカル線で行こう!。テーマは赤字ローカル鉄道の再生。一人のひたむきでまっすぐに突き進む人間が世界を変えていく。
橘玲のタックスヘイブン。有名ファンドマネージャーの死の裏側に何が隠されているか。権謀術数渦巻く中でいかにして生き残るか。
速水健朗の東京どこに住む?。東京には人が集まる。匿名性の中に、近隣の付き合いやグループができるといった可能性がある。
森博嗣のやりがいのある仕事という幻想。仕事の中にやりがいを無理やり作るのではない。仕事は義務ではないのだから。
野口悠紀雄の「超」整理法。1993年の本であるが、時代遅れでは全く無い。むしろ現代も同じ悩みを抱えている人は多い。
田中康夫のなんとなく、クリスタル。昔の若者の内面を描く。意外と現代と変化がなかったりする。時代を写す小説。
竹内薫の99.9%は仮説。真理だと思い込んでいるものは実は仮説であり、主観に左右されうるものである。
東野圭吾の放課後。著者のデビュー作である江戸川乱歩賞受賞作。学校という集団に隠された真理を描く。
横山秀夫の64。事件本体は、どこにあったか。ゴールが見えないまま全速力で突っ走らされる。ミステリーの怪物。
藤原正彦の国家の品格。品格という言葉はそれを定量的に測るのが難しい。日本を誇りに思うために、立派な日本人であるために。
大橋和彦の証券化の知識。2007年の金融危機を理解する際には、証券化という言葉に直面する。証券化自体が悪いのか、それとも使う人間が悪いのか。
磯田道史の無私の日本人。貧しい宿場町を救うために、商人が考えた方法は、殿様にお金を貸すこと。日本人の心意気を思い出させてくれる。
宮部みゆきの名もなき毒。杉村シリーズ第二段。事件の影に見え隠れする人間たちの毒に驚愕しながら読み進める。
福岡伸一著、生物と無生物のあいだ。科学と哲学の間を横断するような問に動的平衡系という概念で答えを導く。
宮部みゆきの誰か。マスオさんこと杉村シリーズ第一段。探偵物の皮を被った人間ドラマ。
憧れの職業の視点になれるオススメ小説10選。小説のいいところは、他者の視点を体験できること。
押切もえの永遠とは違う一日。夢を追い続けること、諦めることの狭間で揺れ続ける人の心の葛藤が濃密に描かれている。
砂川伸幸のコーポレート・ファイナンス入門。事業を評価し、資金を調達をする。その尺度を測るツールがコーポレート・ファイナンスである。
有川浩の空飛ぶ広報室。飛べなくなった元パイロットが広報として駆けまわる。世間に向かって自衛隊機を飛ばす。