aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書】22年目の告白 私が殺人犯です/浜口倫太郎 殺人犯の告白本とそれを通じて見える社会の怖さ

浜口倫太郎の22年目の告白 私が殺人犯です。殺人犯が時効成立後に、告白本を出す。それは許される行為なのか。そしてその目的とは一体。社会の怖さを思い知る一冊。

【読書】シャーロックホームズ対伊藤博文/松岡圭祐 歴史の裏側にあったフィクション

松岡圭祐のシャーロックホームズ対伊藤博文。名探偵と総理大臣、それらの垣根を取り払って、彼らは相見えた。日本の史実とコナンドイルのフィクション、それらが融合した時、世界は新たな一歩を踏み出す。

【読書】生涯投資家/村上世彰 日本企業のあるべき姿を求めて私は戦い続けた

村上世彰の生涯投資家。村上ファンドを率いて世間を騒がせた村上世彰。彼はメディアというフィルターを通して、マイナスな面ばかり語られてきた。本当のところはどうなのだろうか。

【読書】ジグベータは神ですか/森博嗣 宗教と人間の意識

森博嗣のジグベータは神ですか。宗教施設で発見された女性の死体。同じ施設で真賀田四季そっくりと人形が発見された。瀬在丸紅子が登場し、物語は佳境に向かっている。

【読書】大局観/羽生善治 うまくいっている時こそ危機感を持って

羽生善治の大局観。読みと読みのぶつかり合いの将棋界を牽引する羽生。年齢を重ねるごとに強くなる大局観、その極意がここにある。

【読書】満月の泥枕/道尾秀介 大切な人を失った時どう生きるか

道尾秀介の満月の泥枕。娘を失った男、母に捨てられた少女。ワケアリの人々が織りなす心温まる物語。ここには優しい世界が広がっている。

【読書】アキラとあきら/池井戸潤 勧善懲悪、これぞ池井戸潤

池井戸潤のアキラとあきら。子供の頃から互いに運命を背負った彼らが交わるのは銀行。そして二人はまた別の世界へ。だが彼らの生き様と魂は繋がっている。バンカーから経営者へと次元は上がっていく。

【読書】ケモノの城/誉田哲也 奴らは人間ではありません中身はケモノです

誉田哲也のケモノの城。人は全てを支配された時、ケモノと化す。人間からケモノに変化する過程、そしてその末路。この本は目を背けたくなるほどリアルに描いている。果たしてこれはフィクションの世界だろうか。