2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧
内藤了のCUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子。藤堂シリーズ第二作。幽霊屋敷にて見つかる死体。完璧主義者の犯人に立ち向かう。
服部まゆみのこの闇と光。どんでん返しが好きな人には間違いなくはまる一冊。ネタバレは厳禁だ。
内藤了のON 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子。ドラマの原作である。ホラーカテゴリではあるが、近未来ミステリのような現実感あふれる作品。単純なホラーを超えた、メッセージが描かれている。
橋爪大三郎のはじめての構造主義。現代思想を代表する構造主義を分かりやすく教えてくれる一冊。物事の表象ではなく、その裏側にあるものを探しに。
Human And BookstoreのHAB 新潟。これからの本屋を考える人々。魅力的な本屋とはなんだろうか。ただ本を売るだけでなく、場を、空間を作る。
道尾秀介のスタフ。移動デリを営む夏都は、誘拐事件に巻き込まれる。その事件は関係者それぞれの異なる思いが混ざり合っていた。ドライな人間関係の中で求めるものはなんだろうか。
冲方丁のはなとゆめ。文書を書いた人間の背景がわかってこそ、その本質を理解できる。清少納言はどのような思いをこめて枕草子を書いたのか。
長山靖生のゴジラとエヴァンゲリオン。予定調和のゴジラと破滅の度合いを強めるエヴァ。これら二つは戦争というテーマのもとに類似点が散見される。
デイル・ドーテンの仕事は楽しいかね?。社会人にとっては耳の痛いセリフかもしれない。日々の仕事、すべて楽しいと言える人は少ないのではないだろうか。どうしたら楽しむことができるのか。
古野まほろの池袋カジノ特区。池袋がカジノに支配された街になった。そこで7億円を取り戻す。その方法はUNO。
大平貴之のプラネタリウム男。会社に勤めるかたわら、プラネタリウムを作った男の物語。昔からの夢を追いかけ、諦めずに、辿り着いた男の物語。
村田沙耶香のコンビニ人間。コンビニを舞台にした芥川賞受賞作。マニュアルによって作り上げられた光の箱の中で、社会との繋がりを得る。
ピエール・ルメートルのその女アレックス。純粋なサスペンスとおもいきや、途中から毛色が変わってくる。正義とはなんだろうか。
池内了の科学者と戦争。作ったものに対する責任を無条件に捨てることはできるのか。科学者は何のために研究を行なうのか。
三浦しをんのきみはポラリス。本作は恋愛短編集。そして恋愛の形はそれぞれ。多様な関係性の中で人は何を感じるか、何を苦しむか、何に悩むか、そして何を楽しむか