aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

小説

【読書】翼、ふたたび/江上剛 自分は何のために働いているのか

江上剛の翼、ふたたび。破綻したナショナルフラッグキャリア、JALをモデルとした小説である。彼らがどのように意識を変え、社員がどのようにして生まれ変わったのか。そこに学ぶのは、サービスの心。

【読書】黄砂の籠城(上巻)/松岡圭祐 日本人の叡智そして勇気を世界が認めた

松岡圭祐の黄砂の籠城(上巻)。義和団に囲まれた先進国の集団。彼らは烏合の衆である。その中でリーダーシップを発揮したのは日本人であった。現代日本に足りないものがここにある。

【読書】カイの悲劇/森博嗣 天才の天才たる由縁、それが絶対

森博嗣のカイの悲劇。当初からの登場人物、島田。彼女は現在香港にいる。彼女が巻き込まれたトラムの中での殺人事件。その背後にいるのは、またしてもあの人の影。露わになってきた黒幕との距離。果たして本当に近づいているのか。

【読書】キウイガンマは時計仕掛け/森博嗣 誰かが死んでも誰かが補う

森博嗣のキウイガンマは時計仕掛け。宅配便で届いたキウイ。それには奇妙な細工がしてあった。まるで手榴弾に似せたかのように。この作品を読み終えた後、残るのは三冊。どこで、誰が、物語に終止符を打つのか。

【読書】長い長い殺人/宮部みゆき 殺人事件の顛末を財布が語る

宮部みゆきの長い長い殺人。殺人事件を語るのは関係者たちの財布。彼らは毎日、一番近い所から見ているのだ。長い長い物語は、やがて一つに収束する。

【読書】イノセント・デイズ/早見和真 少女はなぜ死刑囚になったのか

早見和真のイノセント・デイズ。この小説は、主人公である女性が死刑宣告を受ける場面からスタートする。彼女の周囲が語る彼女の人柄は、世間の認識と大きく乖離がある。果たして真実はどこにあるのか。

【読書】22年目の告白 私が殺人犯です/浜口倫太郎 殺人犯の告白本とそれを通じて見える社会の怖さ

浜口倫太郎の22年目の告白 私が殺人犯です。殺人犯が時効成立後に、告白本を出す。それは許される行為なのか。そしてその目的とは一体。社会の怖さを思い知る一冊。

【読書】シャーロックホームズ対伊藤博文/松岡圭祐 歴史の裏側にあったフィクション

松岡圭祐のシャーロックホームズ対伊藤博文。名探偵と総理大臣、それらの垣根を取り払って、彼らは相見えた。日本の史実とコナンドイルのフィクション、それらが融合した時、世界は新たな一歩を踏み出す。

【読書】ジグベータは神ですか/森博嗣 宗教と人間の意識

森博嗣のジグベータは神ですか。宗教施設で発見された女性の死体。同じ施設で真賀田四季そっくりと人形が発見された。瀬在丸紅子が登場し、物語は佳境に向かっている。

【読書】満月の泥枕/道尾秀介 大切な人を失った時どう生きるか

道尾秀介の満月の泥枕。娘を失った男、母に捨てられた少女。ワケアリの人々が織りなす心温まる物語。ここには優しい世界が広がっている。

【読書】アキラとあきら/池井戸潤 勧善懲悪、これぞ池井戸潤

池井戸潤のアキラとあきら。子供の頃から互いに運命を背負った彼らが交わるのは銀行。そして二人はまた別の世界へ。だが彼らの生き様と魂は繋がっている。バンカーから経営者へと次元は上がっていく。

【読書】ケモノの城/誉田哲也 奴らは人間ではありません中身はケモノです

誉田哲也のケモノの城。人は全てを支配された時、ケモノと化す。人間からケモノに変化する過程、そしてその末路。この本は目を背けたくなるほどリアルに描いている。果たしてこれはフィクションの世界だろうか。

【読書】目薬アルファで殺菌します/森博嗣 人間をそして世界を使った壮大な実験その目的は

森博嗣の目薬アルファで殺菌します。ゆっくりと徐々に広がっていく真賀田四季の存在感。それは人類を使った壮大な実験なのか。

【読書】イータなのに夢のよう/森博嗣 世界全体を支配する何者かに対してどう立ち向かっていくか

森博嗣のイータなのに夢のよう。不思議な場所で相次ぐ自殺。そばにはギリシャ文字が置いてある。いつになったら姿を表わすのか、真賀田四季。

【読書】告白/湊かなえ ドロドロと黒い物語、しかし読むのを止められない

湊かなえの告白。女教師は自分の娘を殺した犯人に、自ら復讐をする。司法の裁きに任せるのではなく、無慈悲なクラスメイトの中に放り込んだ。簡単な結末を見させてくれない。

【読書】楽園のカンヴァス/原田マハ 夢を見ているように美しい絵でした

原田マハの楽園のカンヴァス。二人の偉大な画家、ルソーとピカソ。彼らの交わりはやがて一つの大作を作り出す。時を超え、大作を巡り、二人のキュレーターが対決する。臨場感あふれる一冊。

【読書】ラムダに歯がない/森博嗣 真実とはどこにあるか?自分が感じたことが答えか?

森博嗣のラムダに歯がない。Gシリーズも5作目、事件の関連性に気付いてきた人物も増えてきた。Vシリーズの登場人物も出てきて、物語は混沌と化す。

【読書】イプシロンに誓って/森博嗣 バスジャック、その裏側に真賀田四季

森博嗣のイプシロンに誓って。ギリシャ文字の事件は続く。今度はバスジャック。不思議な乗客が集まるバス。そして事件の裏側に見え隠れする真賀田四季の姿。

【読書】ファーストエンジン/未須本有生 苦難を乗り越える技術者たちの物語

未須本有生のファーストエンジン。航空機メーカー出身の著者が描く日本初の超音速エンジンプロジェクトが始動する。臨場感あふれる開発プロジェクト

【読書】蜜蜂と遠雷/恩田陸 人間の才能と運命、そして音楽を描き切った

恩田陸の蜜蜂と遠雷。本屋大賞、そして直木賞と受賞し、2017年一番注目すべき作品かもしれない。ピアノコンクールに挑む人々の人生、そして音楽を読む。世界はこんなにも音楽に満ちている。

【読書】ノエル/道尾秀介 どんな状況でも自分の捉え方次第で世界は変わる

道尾秀介のノエル。3人の男女が紡ぐ切実な童話が運命を変える。懸命に生きる様子を、童話という媒介を通して見せつけてくる。物語を作るのは小説家だけではない。

【読書】龍神の雨/道尾秀介 小説でしかできないことをやり続ける

道尾秀介の龍神の雨。想像は人を食らう。人が人であるために、人を思いやるがために、人を守るために、現実から逃げて行くのだ。回避していくのだ。

【読書】タウになるまで待って/森博嗣 真実とは存在するのか?

森博嗣のΤになるまで待って。一風変わった洋館で事件は起こる。真実を探しに駆け回る。だが、真実とは何だろうか。謎が謎を呼ぶ。

【読書】シータは遊んでくれたよ/森博嗣 私的な指摘さえも詩的。時に魔的。不敵に知的、無敵で素敵。

森博嗣のシータは遊んでくれたよ。ギリシャ文字シータにまつわる連続殺人事件が発生。いつもの彼らが駆け回る、そして暴かれる真実と黒幕。

【読書】横浜駅SF/柞刈湯葉 横浜駅は常に工事が行われている状態こそが完成形なのだ

柞刈湯葉の横浜駅SF。日本の本州は99%が横浜駅となった。脳に埋め込まれたsuicaで人間が管理されるエキナカ社会。人は駅に支配されたのか、駅が人を支配しているのか。

【読書】Φは壊れたね/森博嗣 真実とは、決して完全に目の前に姿を現すことはないのだから

森博嗣のΦは壊れたね。森博嗣のGシリーズ。その死体は、密室の中でY字の形につられていた。密室の謎解きであることはもちろん、密室という概念をも解き明かす。

【読書】リバース/湊かなえ 昔の事件が蘇る、そして浮かび上がる真実

湊かなえのリバース。藤原竜也主演で連続ドラマ化された本作。イヤミスの女王が描く本作は、過去の事件を掘り返す。真実が明らかになった時、登場人物たちはどうなるか。

【読書】半島を出よ(下巻)/村上龍 多数派にいることで考えなくなった日本人へ

村上龍の半島を出よ(下巻)。危機に直面した日本。平和ボケで考えない群衆たちは何もできない。そんな中立ち上がったのは、はぐれもの達だった。

【読書】半島を出よ(上巻)/村上龍 北朝鮮に支配された福岡、日本人は何ができるか

村上龍の半島を出よ(上巻)。北朝鮮の反乱軍が突如日本に進行する。何も対処することができないまま、福岡は占拠される。必死に福岡から目を背けようとする日本。日本人には何ができるのか。

【読書】SOSの猿/伊坂幸太郎 悪魔祓いをしたら孫悟空が出てきたのだが

伊坂幸太郎のSOSの猿。現実世界の中に突如あらわれる猿、孫悟空。極めてSFチックな題材なのだが、それを違和感なく書ききる伊坂幸太郎の面白さがある。

【読書】デボラ、眠っているのか? /森博嗣 ざっと百年といったところか

森博嗣のデボラ、眠っているのか? 古い修道院でスーパーコンピューターが発見された。この世界はどこへ行くのか。 ウォーカロンが人間らしい感情を持つまで、あと百年か。

【読書】愚行録/貫井徳郎 他人を語ることで垣間見える本質

貫井徳郎の愚行録。幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。その事件を、彼らの友人・隣人達が語る。 エピソードによって浮かび上がらせる何か。

【読書】天才株トレーダー 二礼茜 ブラックヴィーナス/城山真一 経済を使った正義を見せつける

城山真一のブラックヴィーナス。いわば経済版ブラックジャック。困っている人を助けるために、彼女は自分の力を使う。本気の人を本気で助けるために。

【読書】ジェノサイド(下巻)/高野和明 楽しかったではなく、すごい体験した、そう思える一冊

高野和明のジェノサイド(下巻)。人間を上回る知性を持つ「彼ら」によりこの作戦は全て支配されていた。人間を俯瞰することのできる他の生命体から見た世界。それは我々に大きな示唆を与えてくれる物語であった。

【読書】ジェノサイド(上巻)/高野和明 驚天動地、人類の未来を賭けて

高野和明のジェノサイド(上巻)。2012年このミステリーがすごい第1位。未確認生物の存在と、世界を救う大学院生の話。

【読書】もしも俺たちが天使なら/伊岡瞬 ダメ人間たちが正義の味方に

伊岡瞬のもしも俺たちが天使なら。詐欺師、ヒモ、元刑事。3人が巻き起こすクライムノベル。誰が騙しているのか、誰が騙されているのか。

【読書】クリムゾンの迷宮/貴志祐介 50ページを過ぎたら寝られません

貴志祐介のクリムゾンの迷宮。50ページを過ぎたら寝られません。本作は、ページをめくる手が止まらないホラー小説である。人は突然、生死の危機に追い込まれたらどのような行動をとるのだろうか。

【読書】サクリファイス/近藤史恵 ロードレースチームのために犠牲になるアシストという役割

近藤史恵のサクリファイス。舞台はロードレース。この競技の魅力はチームのエースを勝たせるための心理戦。そしてサスペンスの要素が盛り込まれている本作。

【読書】小暮写真館2 世界の縁側/宮部みゆき あなたは誰かの家の縁側に座っているだろうか

宮部みゆきの小暮写真館2 世界の縁側。人は繋がり合って生きている。つながる過程で優しさをぶつけ合うこともある。あなたの家の縁側には誰が座っているだろうか。あなたは誰の家の縁側に座っているだろうか。

【読書】神様の裏の顔/藤崎翔 裏を読めるか、騙されないで最後まで

藤崎翔の神様の裏の顔。舞台は葬式、そこで暴かれる真実とは一体。人が他人を信じる気持ちというのは、ふとした瞬間に疑心暗鬼になる。真実を見つけられるのは誰か。騙されるのは誰か。

【読書】小暮写真館1/宮部みゆき 信じるモノは写真の中に見えてくる

宮部みゆきの小暮写真館、第一巻。主人公は変わった家族。昔、写真館だった土地を買い取り、建物をそのままで住み始めた。そこには不思議な写真が持ち込まれるようになり・・・。

【読書】負けてたまるか 国産旅客機を俺たちが作ってやる/小西透 下請けからの脱却 

小西透の負けてたまるか 国産旅客機を俺たちが作ってやる。日本は国産旅客機を作る力があるのか。それほどまでに困難な航空機製造、それを成し遂げることで再び日本は希望を取り戻す。

【読書】総理の夫/原田マハ 全力でついていきたい、そう思える総理がここに

原田マハの総理の夫。信頼できる総理大臣とはどういう人だろうか。真っ直ぐに誠実に、信じられる人間とはどういう人だろうか。その答えがここにある。

【読書】貘の檻/道尾秀介 読者に考える時間と空間を与える、それが小説なのだ

道尾秀介の貘の檻。皆が少しずつ少しずつ誤解をして生まれた結果が32年後に明らかになる。ミステリーの枠組みを超えたミステリー。どれだけ超えるかは読者次第だ。

【読書】 依頼人は死んだ/若竹七海 このミステリーがすごい!

若竹七海の依頼人は死んだ。このミステリーがすごい!の次点に選ばれたのがこのシリーズの一冊。連作という美しさと構成の妙がページを捲ることを止めさせない。

【読書】インフェルノ(下巻)/ダン・ブラウン ダンテはどんな過酷な試練にも耐える人間の強さを表す

ダン・ブラウンのインフェルノ(下巻)。科学的思索と宗教的信仰のあわせ技。世界を危険に晒したのは誰か、犯人を犯人にしたのは誰か。世界を危険から守る手立ては無かったのだろうか。

【読書】インフェルノ(中巻)/ダン・ブラウン 世界を、人類を救うために

ダン・ブラウンのインフェルノ(中巻)。ダンテのマスクを探しに向かったラングドン達。そこで見たものは、昨日自分が盗みを働いていた映像であった。世界を救うために、彼らは走る。

【読書】インフェルノ(上巻)/ダンブラウン ダ・ヴィンチの次はダンテ

ダンブラウンのインフェルノ(上巻)。またも主役はラングドン教授。そして物語の鍵をにぎるのはダンテの神曲。歴史とミステリーのあわせ技。好奇心と興奮が止まらない。

【読書】 少年探偵団/江戸川乱歩 やつを捕まえるのは僕らですよ明智先生

江戸川乱歩の少年探偵団。二十面相vs明智小五郎、再び相まみえる。娯楽小説の裏側にある探求者にあなたは会えるだろうか。

【読書】BACK 猟奇犯罪捜査官 藤堂比奈子/内藤了 敵はどこにいる?

内藤了のBACK 猟奇犯罪捜査官 藤堂比奈子。都心の総合病院で起きた大量殺人事件。そこには「スイッチを押すもの」という記述が見つかった。