aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書】ファーストエンジン/未須本有生 苦難を乗り越える技術者たちの物語

未須本有生のファーストエンジン。航空機メーカー出身の著者が描く日本初の超音速エンジンプロジェクトが始動する。臨場感あふれる開発プロジェクト

【読書】蜜蜂と遠雷/恩田陸 人間の才能と運命、そして音楽を描き切った

恩田陸の蜜蜂と遠雷。本屋大賞、そして直木賞と受賞し、2017年一番注目すべき作品かもしれない。ピアノコンクールに挑む人々の人生、そして音楽を読む。世界はこんなにも音楽に満ちている。

【読書】ノエル/道尾秀介 どんな状況でも自分の捉え方次第で世界は変わる

道尾秀介のノエル。3人の男女が紡ぐ切実な童話が運命を変える。懸命に生きる様子を、童話という媒介を通して見せつけてくる。物語を作るのは小説家だけではない。

【読書】龍神の雨/道尾秀介 小説でしかできないことをやり続ける

道尾秀介の龍神の雨。想像は人を食らう。人が人であるために、人を思いやるがために、人を守るために、現実から逃げて行くのだ。回避していくのだ。

【読書】タウになるまで待って/森博嗣 真実とは存在するのか?

森博嗣のΤになるまで待って。一風変わった洋館で事件は起こる。真実を探しに駆け回る。だが、真実とは何だろうか。謎が謎を呼ぶ。

【読書】持続可能な資本主義/新井和宏 企業とは理念そのものだ

新井和宏の持続可能な資本主義。資本主義は世界を幸せにするのだろうか。良い会社に投資し、日本一を取った鎌倉投信。彼らは何を軸に投資を行うのだろうか。

【読書】シータは遊んでくれたよ/森博嗣 私的な指摘さえも詩的。時に魔的。不敵に知的、無敵で素敵。

森博嗣のシータは遊んでくれたよ。ギリシャ文字シータにまつわる連続殺人事件が発生。いつもの彼らが駆け回る、そして暴かれる真実と黒幕。

【読書】横浜駅SF/柞刈湯葉 横浜駅は常に工事が行われている状態こそが完成形なのだ

柞刈湯葉の横浜駅SF。日本の本州は99%が横浜駅となった。脳に埋め込まれたsuicaで人間が管理されるエキナカ社会。人は駅に支配されたのか、駅が人を支配しているのか。

【読書】Φは壊れたね/森博嗣 真実とは、決して完全に目の前に姿を現すことはないのだから

森博嗣のΦは壊れたね。森博嗣のGシリーズ。その死体は、密室の中でY字の形につられていた。密室の謎解きであることはもちろん、密室という概念をも解き明かす。