宮部みゆきの小暮写真館、第一巻。主人公は変わった家族。昔、写真館だった土地を買い取り、建物をそのままで住み始めた。そこには不思議な写真が持ち込まれるようになり・・・。

小西透の負けてたまるか 国産旅客機を俺たちが作ってやる。日本は国産旅客機を作る力があるのか。それほどまでに困難な航空機製造、それを成し遂げることで再び日本は希望を取り戻す。

山口栄一のイノベーションはなぜ途絶えたか。停滞が目立つ日本企業、そして日本。不足しているのは、技術を理解している経営者。

原田マハの総理の夫。信頼できる総理大臣とはどういう人だろうか。真っ直ぐに誠実に、信じられる人間とはどういう人だろうか。その答えがここにある。

道尾秀介の貘の檻。皆が少しずつ少しずつ誤解をして生まれた結果が32年後に明らかになる。ミステリーの枠組みを超えたミステリー。どれだけ超えるかは読者次第だ。

若竹七海の依頼人は死んだ。このミステリーがすごい！の次点に選ばれたのがこのシリーズの一冊。連作という美しさと構成の妙がページを捲ることを止めさせない。