【読書】働く男/星野源 ワーカホリックから働きたくない人へ
多くの才能を持つ星野源、彼の仕事に対する価値観を知る
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逃げ恥で大ブレイクした星野源。
ミーハーな私は、ついつい読んでしまった。
星野源は音楽家であり、俳優であり、文筆家。
働くことが楽しくて、やめられない、そんな生活をしていた。
だが、病気をして彼は変わった。
本作品も初版の帯にはこう書かれていた。
ハードすぎて過労死しようが僕には関係ありません。
病気の経験から彼は変わった。
働きたくない、と書くようになったのだ。
日本人はなぜ、こんなにも働くのだろう。
楽しそうに働いてる人はまだいい。
だがつまらなさそうにしている人間もいる。
いやいや働かされ、イライラを募らせ、人生に疲れて・・・。
それこそ不幸の世界だ。
ディストピアと言ってもいいんじゃないか。
楽しいことを楽しくやる。
それに対して彼はとても前向きだ。
楽しいものをやって、お金をもらえる。
それが一番いい。
楽しいことを仕事にしよう。
人間の力は限りある
「 僕は音楽で世界は変えられないと思っている」
彼はとても現実的だ。
でも彼はこうも言う。
一人の人間は変えられる。
音楽が一人の人間の力になりさえすればそれでいい。
多くは望まない。
そのスタイル好感が持てる。
やりたいことをやれない人は多い
「 周りはどうでもいいから本当にこれがやりたいんだ」
これを貫き通すことがいかに難しいか。
人に否定され、才能に負けることもある。
難しい、本当に難しい。
少なくとも、自分を貫き通す人を、否定することだけはしたくない。
皆がそう思えば、もう少しだけ日本に笑顔が増えるのではないだろうか。
自分の枠を職業に縛られてはならない
「 みんな職種に囚われすぎているんじゃないかって」
星野源と又吉の対談。
不思議なふたり、才能の塊の二人。
自分のやりたいことを貫いている二人。
そういう人間に憧れを持つ。