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aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】砂漠/伊坂幸太郎 俺は、世界を平和にしようとしているのに

社会という砂漠に出て行く前に

砂漠 (新潮文庫)

新品価格
¥853から

主人公は大学に入学したての学生5人。

4人が、名前に方角の漢字が使われているから、麻雀をやることになる。

 

学生生活の日常を通して、大小様々な事件に出会う彼ら。

自分の生き方を模索するような学生時代に、彼らは何を思い、何を感じるか。

 

その中でも一番、目立つ男、西嶋。

 

 

例えば、彼が麻雀をやっている最中のおはなし。

麻雀には、平和(ピンフ)という役がある。

西嶋はピンフを狙い続けるが、上がれない。

その時彼はこう言う。

「まわりのオヤジたちがどんどん、邪魔して、俺を負かすんですよ。
俺は、世界を平和にしようとしているのに」

そう、一言で言うと変なヤツ

どんなことにも真剣勝負、純粋で真っ直ぐな男。

 

 

この本を読み終えたらきっと西嶋のファンになる。

「いざという時にはやる、なんて豪語している人は、いざという時が来てもやらない」

ボウリングの練習を必死にやっている西嶋を見ながらの一言。

どんなにくだらないことに対しても真剣に取り組む西嶋の姿は、泥臭いけどもカッコいい。

泥臭く頑張るということは恥ずかしいことではない。

スマートにやる必要なんてどこにもないのだから。

自分が思っているほど、他人は自分のことに興味がない。

 

「この国の大半の人間たちはね、馬鹿を見ることを恐れて、何もしないじゃないですか」

ごちゃごちゃ言わないで行動しなさい。

そうすれば目の前の何かを救うことができる。

行動が伴っている人間の言葉は重みが違う。

 

「残念ながら、俺を動かしているのは、俺の主観ですよ」

最終的に、すべてはこの通りだと思う。

いくら論理的にどうこう言っても、本心がすべて。

自分に嘘をつかないように。

 

「社会人の何が偉いんですか。あなたは世の中のために何をやっているんですか」

これ、耳が痛い。

社会人とはなんだろうか。

仕事をしていれば社会人なのか。

そもそも仕事というものは社会の役に立つためにあるもの。

すなわち、社会の役に立っていることをしている人が社会人だ。

 

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