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aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】十角館の殺人/綾辻行人 ミステリーの王道、孤島で起こる連続殺人事件

ミステリーの名手、綾辻行人のデビュー作

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

新品価格
¥810から

トリックとどんでん返しといえばこの人。

なるほど、そう来たか!と唸ってしまう一冊。

 

孤島に大学生が7人訪れる。

その孤島にある屋敷、十角館。

彼らはそこで、順番に殺されていく。

まるでアガサ・クリスティーそして誰もいなくなったのように

 

半年前にその孤島では4つの殺人が行われていた。

そしてその場にいたとされる人間が一人行方不明。

その人間から大学生たちに手紙が届いていたことが判明する。

内容は、私の娘を殺したのは君たちだという糾弾するものだった。

 

犯人は誰か。

トリックは何だ。

最後まで息をつかせないまま走り抜ける。

そして誰もいなくなったと違うのは、島の中だけでなく、島の外でも物語が動くこと。

同時並行で進む彼らの物語は、いつのまにか一つになる

 

舞台はからくり屋敷 

「からくり趣味のようなものがあったというんだ」

物語は十角形の形をした屋敷で始まる。

その館を設計したのは、そこで焼身自殺を図った中村青司。

果たして、その屋敷に隠されたからくりとは一体なんだろうか。

 

 

事件が起こるからミステリは存在する

「俺は、人が殺されちまってから、あたふたと論理を組み立てるような名探偵どもは嫌いなんだ」

探偵も刑事も、事件がおこってからがスタートだ。

確かに物語としては、一番わかり易いし、臨場感も出る。

だが、本当は未然に防ぐのが、世界にとって一番いい答えなのだ。

そんなミステリーは無いのだろうか。

 

想像力は命

「退屈凌ぎ大いに結構じゃないか。多忙の中で想像力を死なせてしまうことに比べたら、よっぽど健全だと僕は思うねえ」

この言葉、身にしみる。

人は忙しくなると、考える時間が減り、やがて考えるのをやめてしまう。

そうなってしまっては、良くないのだ。

人が思考を止めてしまったら、生み出される付加価値というものは霧散する。

忙しい人は、ふと手を止めて、思索に励むべきなのだ。

僕はこの文章を書いている時が、思索の時間。

 

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