【読書】我が闘争/堀江貴文 欲望に忠実に、前を向き生きる
堀江貴文、栄華と奈落を見た起業家、ライブドアの社長
新品価格 |
フジテレビの株を買おうとしたり、球団を作ろうとしたり、選挙に出馬したり。
そして服役したり、宇宙ビジネスを始めたり。
有名な彼、実際はどんな人なのだろうか。
メディアで叩かれているように、金しか興味のない人なのだろうか。
そんなことはないだろう。
お金にしか興味がない人が、皆が楽しそうだと思うことばかりするはずがない。
むしろ、どのような考えを持ってこれらの行動をしているのか。
その一端でも知ることができればと、この作品を読む。
借金で時間を買うという概念
「借金することによって時間をショートカットすること」
会社を成長するために、何かを買うために、お金を貯めるというプロセスがいる。
誰かがお金を貯めるのには時間がかかる。
その時間を、金で買うことができる。
それが借金というシステムだ。
前に進む人にとって借金はとても重要である。
そして価値がある。
借金という名前のネガティブな名前により人はしりごみする。
だが、もっとニュートラルな視点で考えてみるのも悪くはないのではなかろうか。
理不尽という名の苦労
「 時代遅れも甚だしい 嫌がらせである」
老人たちは自分の苦労を若者たちにもさせたがる。
自分たちは苦労したんだ、だから君たちも苦労しなければならない。
そんな言葉に著者は反論する。
なぜなら無駄だから。
なぜ同じ轍を踏まなければならないのか。
先人の経験により、若者は恵まれた環境にいる。
その恵まれた環境を利用して何が悪いのだろうか。
ありのままの自分で生きること
「 人なんてもっといい加減な、相対的なものじゃないだろうか」
人間の興味はその時々で変わる。
飽きっぽくて何が悪いのだろうか。
人生に一つのしっかりとした軸を持つ。
それももちろん大事ではあると思うが、それに縛られすぎては自分の枠を狭めるだけだ。
自分が何をしたいのか、自分は何が好きなのか、何を好きになったのか。
自分の欲望に忠実に、前を向いて生きること。
それが幸せになる生き方だ