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【読書】プラネタリウム男/大平貴之 諦めないことの大切さを学ぶ

プラネタリウムに魅せられた男の物語

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大平貴之さんを知っているだろうか。

プラネタリウムを作った男だ。

どんなプラネタリウムか。

世界一星の数が多いプラネタリウムだ。

 

彼は子どもの頃からの夢をひたすら追いかけてきた。

仕事をしながらも、趣味としてひたすら続けてきた。

諦めずに、くじけずに、まっすぐに。

 

ひたむきに突き進む姿と信念に感服することばかり。

 

人間関係が苦手で、会社にも上手く馴染むことはできなかった。

だけれども彼は夢を追う。

二足のわらじを履きながらも独創的なプラネタリウムを作り出す。

 

彼は言う。

「人間は可能を証明できるが、不可能は証明できない」

諦めないことの大切さを学ぶ一冊。

大きくなればなるほど感じる風通しの悪さ 

「往々にして重要な情報が知らされないことだった」

彼がソニーにいたころに感じていたこと。

それは上の人間しか知らないことが多すぎる点。

自分のプロジェクトなのに、開発者なのに知らされないこと。

開発者が軽視されること。

伝えない理由がわからない、そんな理不尽さにあふれている。

 

 

現場を知らないままに経営などできはしない

「現場との調和が大切だ」

ソニーで現場と上層部の隔たりを感じた彼は、自分の会社を立ち上げる。

そこには現場との壁は作らない。

現場をいかに知ること。

そして上層部との意思疎通を浸透させること。

そうでなければ、大局観を持つことができないから。

 

消費者のせいにするのは簡単だが

プラネタリウムがニーズに十分応えられていなかったのだ」

プラネタリウムは斜陽産業と言われていた。

人気そのものがなくなっているからと言われていた。

だが、それは、プラネタリウムが不十分だったから。

消費者の満足するクオリティを出せていなかったから。

消費者のせいにする前に、自分の製品を見なおさなければならないかもしれない。

 

独自性を出さなければわざわざ人は集まらない

「僕はそこに解説員の思い入れや、その場の空気感の重要さを指摘せずにはいられない」

プラネタリウムは、すごい技術が詰まっていればいいのではない。

すべてのプラネタリウムには、違った独自性がある。

そこに存在する空気が違うのだ。

それを軽視してはならないし、そもそも場を売っているのだ。

市場を広げるためには、自分の作る製品の周りを見る必要がでてくる。

 

チームになることで生まれる対立

「複数の人間が集まれば、必ず意見や思惑の対立は起きる」

複数人で仕事をするときの悩み事だ。

皆、自分の私利私欲のために行動する。

だが、皆がハッピーになれる結末はそうそう有りはしない。

そういった場合に誰がイニシアチブを取るのか。

明確にしておかないと、破綻する。

人間は集まった時に1+1が2以上になることもあるが、それ以下になることも多いのだ。

 

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