【読書】球体の蛇/道尾秀介 嘘が嘘を呼び、真実が隠され、変わる運命
【読書】笑うハーレキン/道尾秀介 仮面を外すとき、世界が変わる
仮面を外すとき、世界が変わる
相変わらず、大好きです、道尾秀介。
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人は仮面をかぶりながら生きている。
主人公は、家族を失い、会社も失った家具職人の男。
傍らに謎の影を伴い、空き地で仲間たちと暮らす日々。
そこに突然一人の女性が加わる。
まさに謎の女、疫病神か。
続けて起きる、非日常な出来事。
突如舞い込む大口の依頼。
何かがおかしい。
危険から逃れながら、自分の過去と向き合いながら、駆け抜ける。
仮面を外すとき、世界が変わる。
この本が好きな人は、きっと透明カメレオンも好きだと思う。
aichikenmin-aichi.hatenablog.com
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【読書】ラットマン/道尾秀介 思いのすれ違いが生むストーリー
思いのすれ違いが生むストーリー
相手を思うがゆえに、お互いに錯覚し、勘違いし、合理化し、それを気づかぬまま時は過ぎる。
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題名のラットマンとは心理学の分野で有名な、人の絵にまぎれている場合は人の絵に、ネズミの絵と並んでいるときはネズミに見える絵のこと。読み終わって納得する。
誰のところにもありえそうな、一つのボタンの掛け違えを上手に描く、それが道尾さんの本。
「過ちと正しさが、そっくり同じ顔をしているのであれば、誰がそれを見分けられるというのだ」
一つの勘違いが、すべてを変えてしまう。
リアル、本当にリアルな人間の様が描かれている、そんな小説。
リアルの中にあるどんでん返し、これに尽きる。
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