aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】インフェルノ(上巻)/ダンブラウン ダ・ヴィンチの次はダンテ

ラングドン教授が再び駆け回る

インフェルノ(上) (角川文庫)

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ダヴィンチコードで有名となったダンブラウン。
またも主役はラングドン教授。
インフェルノ、それはダンテの神曲を題材にした物語。
 
物語は、ラングドンが目を覚ましたところから始まる。
そこは病院の一室であった。
彼は記憶を無くしていた。
病院の医師、シエナの助けを借り、彼は徐々に自分の記憶をたどる。
なんと彼の頭には銃創があった。
彼は誰かに命を狙われていたようだ。
 
病院にも追っては現れる。
シエナの同僚はその犠牲となってしまった。
シエナと共に、彼は記憶を無くした数日の間に、自分が何をしていたのかを探し始める。
どうやらそれには、ダンテの神曲が関係しているらしい。
 
彼のコートの中には化学兵器の模様を描かれたカプセルが入っていた。
それに導かれ、過去の自分の行動を追い、世界を救うために再び走り出す。
彼を阻むものは大機構という名の巨大な組織。
警察政府と同等の敵が相手だ。
 
ダ・ヴィンチ・コードと同じぐらい、いやそれ以上かもしれない。
歴史とミステリーの合わせ技、本作もまた興味深い。
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【読書】 少年探偵団/江戸川乱歩 やつを捕まえるのは僕らですよ明智先生

二十面相vs明智小五郎、再び相まみえる

少年探偵団: 私立探偵 明智小五郎 (新潮文庫nex)

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少年探偵団のお膝元に黒い魔物があらわれた。
黒い魔物は、幼い女の子を次々と誘拐。
そして少年探偵団の小林少年を拉致した。
奴の正体とは一体何なのか。
 
霧のように消えてしまったヤツと明智小五郎は対戦する。
史上最高の名探偵 vs 世紀の大悪党華麗なる推理合戦。
 
江戸川乱歩といえば、もはや古典とも言えるかもしれない。
だが、人が感じる面白さというのは昔から何一つ変わっていない。
ミステリーサスペンスの最高峰。
むしろ昔からこんなに面白いものが描けるのかと思ってしまうほどだ。
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【読書】蘇える変態/星野源 変態だけどそれがかっこいい

2016年逃げ恥で大ヒットした星野源

蘇える変態

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主題歌のダンスは 留まるところを知らない人気となった。
そんな彼、実は多彩な才能を持っている。
そして壮絶な過去も抱えていた。
ものづくり地獄の音楽生活、俳優業の舞台裏、 そして闘病生活。
今の彼があるその裏側には様々な生き様が隠れている。
 
この本には彼の人柄、そして抱えていると思いと考えが書かれている。
彼の魅力を、そして彼の芯はどこにあるのかを知ることができるのかもしれない。
「地獄は相変わらず、すぐ側にある いや、最初から側にいたのだ」
この本を読んでから、もう一度彼の歌を聴きたくなった。
なぜ彼の歌は皆の心を惹きつけるのか。
その一端を 目の当たりにしたように感じる。
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