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aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】負けてたまるか 国産旅客機を俺たちが作ってやる/小西透 下請けからの脱却 

名言 社会 社会-航空機 小説

半世紀ぶりに日本人の前に現れる国産旅客機

負けてたまるか! 国産旅客機を俺達が造ってやる -小説・MRJ開発物語-

新品価格
¥2,376から

MRJは、現在、度重なる延期のさなかだ。
不安と重圧に押しつぶされそうになっている、そんな設計者たちがいるかもしれない。
だが、それ以上に期待している国民たちがいる。
 

 

僕は飛行機が好きだ。
なぜだと言われると非常に難しいんだが、飛ぶからだろうか。
重力というものによって、人間は地上に繋ぎ止められた。
だが、それを軽々と乗り越えるもの、それが飛行機ではないかと僕は思っている。
だからこそ、人は飛ぶという行為に憧れ、羨望の眼差しを持つ。
そして飛行機というものを特殊である。
何が特殊か、それは飛んだら感動すること。
人に感動を与えられるものは、非常に少ないんじゃないかと僕は思っている。
もちろん、人それぞれではあると思う。
しかし、飛行機ほど大衆が受け入れやすいものってないんじゃないか。
子供たちに希望を、若者に未来を、大人に夢を与えられるもの。
それこそ飛行機だ。
本作は、皆の希望を背負った国産旅客機の開発過程を緻密な取材により小説化した物語である。
もちろんフィクションではあるのだろうが、限りなくノンフィクションに近い。
ものづくり国家日本、ここから再び飛び立つために。

下請けからの脱却 

「 下請のままではだめです完成機メーカーになりましょう」
これが全ての始まりである。
所詮下請け、そこから脱却するには階段を登らなければならない。
たとえその階段どれだけ大きな一段であったとしても、立ち向かうことを止めてはいけない。
 

 

自国のものを押さずしてナショナルフラッグキャリアを名乗れるか

JALが買わないものを世界中の誰が買うのか」
MRJは受注に苦労している。
ローンチカスタマーはANA
しかしながらナショナルフラッグキャリアであるJALは中々注文をしない。
航空機製造業は国と国の戦いだ。
オールジャパンのバックアップがあってこそ飛び立つ。
 

リスクに怯えすぎることはチャンスを逃す

「 臆病者は好機を逃す」
競合他社よりも早く。
しかし、日本は石橋を叩いて壊すくらい慎重だ。
従来のスピードでは太刀打ちできない。
全てにおいて、固定観念を取り去る必要がある。
それほどまでに難しいハードルなのだ、航空機開発というものは。
 

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