aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】空飛ぶ広報室/有川浩 飛行機に乗れなくても空は飛べる

今度の舞台は航空自衛隊の広報室

空飛ぶ広報室 (幻冬舎文庫)

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自衛隊三部作とも言われる自衛隊小説の次は、主役が少し変わった職業に。

最前線で活躍する自衛官ではなく、広報担当である。

 

主人公の空井は、元パイロット。

幼いころからの夢であるブルーインパルスへの内命が出た直後、

交通事故に巻き込まれ、パイロットを辞めざるを得なくなった。

 

ずっと憧れていたブルーに手が届いたはずだった空井。

絶望の淵を歩みながら、辿り着いた先は広報室。

 

自衛官の仕事はどういうものか、理解してもらうために広報を行なう。

間違った理解をされないように、自衛官だって人間だと気づいてもらうために。

 

非常に馴染みの薄い職業の焦点をあてた、かつ一人の人間が立ち直っていく姿を見る。そんな一冊。

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【読書】県庁おもてなし課/有川浩 県庁職員が県の観光地化を推進すべく駆けまわるお仕事小説

県庁職員が県の観光地化を推進すべく駆けまわる物語

有川浩といえばラブコメ要素、本作にもあります。

だが、それ以上に本作はお仕事小説だ、社会派小説だ。

県庁おもてなし課 (角川文庫)

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公務員、行政といえば、縦割りでお堅い組織というイメージがある。本作でもそれは健在。
だが、主人公たちは、その殻を破るべく、四方八方から攻める。

 

本質を見誤る事のないように、何が目的か見失わないように、

視点を切り替えながら、全力で走り続ける。
元気と仕事への情熱がもらえる。

 

映画化もされている。

 

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