【読書】仕事をしたつもり/海老原嗣生 あなたはちゃんと仕事をしていますか?
本当に仕事をしている時間はどれだけあるのか
キャッチーな題名の本書。
本当に仕事をしている時間はどれだけあるのか。
仕事をしているフリをしている時間はどれだけあるのか。
著者は問いかける。
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長時間労働をして、その結果はいかほどか。
問題点は5つ。
外見的にも頑張っているように見える「量の神話」
手段が目的になってしまっている「ハコモノ志向」
本来の目的を見失ってしまう「本末転倒」
他がやっているからと思考停止して真似をする「横並び意識」
本質を見失いそれ以外の部分に力を注ぐ「過剰サービス」
著者は組織や仕事自体に潜む問題点を指摘する。
身に覚えのあることも多いのではなかろうか。
本来の自分の仕事はなんだろう?
「いつのまにか、ルールや体裁を整えることこそが自分の仕事だと勘違いして、疑問がわかない状況になる」
大した会議ではないのに、体裁を整えた大量の資料を作り満足したり、形骸化したルールに乗っ取ることこそ自分の仕事だと勘違いすること。
でも本質はどこだろうか。
内部向けのくだらない儀式は本質から最も遠いところにある。
対話型プレゼンテーション
「キーポイントを簡潔に述べ、相手の興味関心を喚起し、相手からつぎつぎと疑問を引き出していく」
大量の資料で説明をするだけになるのではなく、対話型にすると手間は大きく減る。
生きたプレゼンテーションとはこういうこと。
既存の資料をどれだけ活かせるか。
まったくのゼロから作ることを減らすだけでも時間はかなり削減できるはず。
行動する前にちゃんと考えているか?
「なぜその行動が必要なのか、それは何を生み出すのか」
「その行動をとることによって得られる中間成果は、あなたが求める最終目的につながっているのか、否か」
例えば顧客訪問を10件しなさいと言う目標。
これはその後の商談成立を見越した数字である。
闇雲に10件訪問したからいいよね、という解釈をしてはならない。
あくまで手段。
自分が行なう行動に関して、意味を考え続けることが重要。
思考停止してはならない。
「横並び意識でやっているなあと思ったら、その仕事をやめてしまえば業務効率は相当あがる」
他人がやっているから、他部署がやっているから、他社がやっているから。
なぜやっているのかを考えていなければ、それはすべて横並び意識。
本来はその理由が自分にも適用出来るか考えてからの行動である。
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