aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

混物語 きょうこバランス/西尾維新

ええ、そうです。

映画、傷物語見てきました。

www.kizumonogatari-movie.com

その来場特典です。

正直、好きです。本編よりも満足感は高い。

 

忘却探偵シリーズの掟上今日子と物語シリーズの阿良々木暦の掛け合いを楽しむ短編。
ページ数は30ページそこそこなのですが、どちらのキャラクターも個性を十二分に発揮しており、
非常に面白く読むことができた。

 

「おっと失敬。文化の違いが生じました」

こういうウィットに富んだジョークを言えるようになりたいですよね。
いえ、決して変態になりたいという意味ではありませんのであしからず。

 

 

 

「人は一人で勝手に助かるだけですよ」
「私は、みんなで一緒に助かったほうがいいと思いますけどねえ」

このセリフ、好きなんです。
助かるのは、その人次第。困難に陥るのもその人次第。
結局、困っていることの多くは、主観に落ちすぎて、客観視できなくなっていることが原因なんでしょう。
でも、そのことに気づくことができないので、困っているのです。
ある意味、勝手に助かっているようで、助けた側も実は、助けられている。
そんな思いやりの心が、いまの日本には必要だと思うのです。

 

「後悔するのがまるで悪いことのように言うのが、その設問では間違っているんですよ」

記憶がなくなるため後悔することができない今日子さんのセリフ。
後悔することは、悪いことではない。
だって後悔できるのだから。次に繋がるのだから。

 

これって、週によって来場者特典が違うやつなんですよね、欲しくなっちゃうじゃないですか・・・。

傷物語 涜葬版 [ 西尾維新 ]

価格:2,484円

掟上今日子の備忘録 [ 西尾維新 ]

価格:1,350円