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20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】エリートの転身/高杉良 起業、転職、左遷、解雇。

会社より大切なものがある

エリートの転身 (角川文庫)

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人は働く。

忙しい毎日に追われる日々が始まるのだ。

その毎日の中では、考えるいとますら無くなるかもしれない。

その中で大切なものを見つけられるのだろうか。

会社以外、見つからないのだろうか。

いつの間にか、会社しか目に入らないようになってしまわないか。

 

本作の主人公たちは違う。

自分のキャリア、仕事よりも大切なものを追うのだ。

あなたにはありますか?

 

一流企業の高いポジションを捨てて、チョコレート職人になる。

一流企業から中小企業への転職をするエリート。

くだらない理由で左遷された一流商社マン。

会社に対して立ち向かった元エリート。

 

この本には、何かを持っている男たちの生き様が描かれている。

楽しくないのに仕事をするのか

「一度しかない人生で、そんな厭な仕事を続ける意味があるとは思えないわ」

人は自分の時間を削って仕事をしている。

果たして仕事は楽しいか?

楽しんで仕事をしているか?

この質問に、必ずしも皆がイエスと答えるとは思えない。

なぜなら、疲れた顔した満員電車にのるサラリーマンを多く見るからだ。

疲れた時に、嫌になった時に思い出したい一言だ。

 

 

何のために仕事をするのか

「正木さんはウチの会社に夢を託せますか」

転職しようと思っている登場人物がそれを引き止める人に対して言った一言。

将来性があるのか。

希望を持てるのか。

会社にすがっても会社は個人を守ってくれない。

個人が会社を選ぶのだ。

その会社に夢を求めて何が悪い。

 

偏見を捨てられない人へ

「妙なエリート意識は捨てなはれ。そんなものくその役にも立たんと思いますさかい」

エリートはエリート意識を捨てられない。

泥臭い仕事をしたくない。

逆に、周りもそう思ってしまう。

あいつはエリートだから、きっと壁を作っている、と。

偏見が入ることで、変わってしまうのだ、人の見方は。

 

偏見なしの見方をするべき

「人間関係というのは、どうも好きか嫌いかで決まってしまうようだ」

仕事が出来る人、そうでない人。

それと好き嫌いは全く違う。

人間関係は、その人が好きかどうかで決まっていく。

それだけ重要な視点であるからこそ、偏見を持ってかかるのはなくしたい。

 

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