【読書】スティーブ・ジョブズ 人を動かす神/竹内一正 世界を変えること、世界をよくすることを望む
iphoneを作った男、スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズ 人を動かす神ーなぜ、人は彼に心を奪われるのか? (リュウ・ブックス アステ新書) 新品価格 |
彼の魅力はなんだろう。
なぜ彼は、人を惹きつけることができるのだろうか。
思いの共有
「思いの視える化という言葉がある。
製品イメージや目標、ゴールを、だれもが理解でき、あざやかにイメージできるように説明する力のことだ。」
何をしようとしているのか、それを人に伝え理解してもらうことは難しい。
自分の内面にあるものを言語化し、他人にも同じものを持ってもらう必要がある。
明確なイメージがなければ、人は機械のように手を動かすだけ。
支持されたからやるだけ。
イメージを持ってさえいれば、モチベーションは上がる。
組織の人が多くなればなるほど、統一イメージを持つことは困難になる。
伝言ゲームと言われる所以だろう。
末端にいる人達には、十分に伝わらず、またやる気もそがれていくのだ。
「見ればわかる楽しいやり方を取り入れることで、難しかったコンピュータを一気に身近にすることに成功した」
人は未知のものに触れることを怖がる。
だが、触れ方さえ教えてあげれば、触れ方が単純であれば、勝手に触りだす。
未知のものだからこそ、敷居を低くしてあげることが必要なのだ。
仕事の意味は、世界をよくすること
「模倣するほうが少しは楽かもしれない。でも、そんなことをしても世界はよくならないんだ」
自分の仕事の意味を考えること。
世界の役に立っているかを考えること。
自分のやりたいことで、世界の役に立ち、生活のための給料を得る。
これが一番幸せな形。
「経営には金儲け以外の使命感がなくては、長期的な成功を維持し続けることは不可能である」
会社とは本来、社会の役に立つために生まれるもの。
決して、金儲けするためだけじゃないのだ。
片方に振り切ることは簡単だが、いかにして両立するが問題なのだ。
それが経営者が高い給料をもらう要因である。
「こだわりを現実の制約の中でバランスさせるのはとても大変だ」
会社の中では、様々な制約がある。
すべてを打ち砕くことなど到底できない。
しかし、自分のこだわりの中でここは譲れないと思うところがあるはずだ。
そこは押し通し、それ以外は受け入れるといったバランスで仕事をするのがいいのだろう。
すべてルールの中で収めるのは、機械と一緒だ。
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