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aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】ジェノサイド(上巻)/高野和明 驚天動地、人類の未来を賭けて

世界を救うのはそこら辺にいる大学院生

ジェノサイド 上 (角川文庫)

新品価格
¥648から

2012年このミステリーがすごい第1位。

舞台は世界、日本、アメリカ。
世界規模で展開する超ド級のエンタメ小説である。
イラクで戦うアメリカ人傭兵、日本で薬学を専攻する大学院生。
全く繋がりのないように思える彼ら二人。
彼らは、大きな計画の中でつながっていた。
アメリカ人傭兵の息子は難病に侵されていた。
息子の手術代を稼ぐために、彼は危険を冒して戦地に赴き、傭兵として働いていた。
一方、日本の大学院生は、突如父親を亡くす。
悲しみに打ちひしがれるなか、彼は父親の残したメッセージを見つける。
大学教授だった父親は、東京の片田舎に小さな隠れ家を持っていた。
そこには不思議な機械と現代技術ではありえないほどのハイテクシミュレーターが残されていた。
父親はそこで何をしようとしていたのか。
彼は何をしなければならないのか。
それは世界を救う計画の一部であった。
その最中、アメリカの諜報機関は、不思議な情報を得る。
未確認生物がアフリカに現れたと。
今まさに、世界で起こりうるかもしれない出来事。
それを大きなスケールと正確な描写で描く本作。
そこにあるかもしれない未来が待っている。

当たり前のことを当たり前だと受け入れていいのだろうか

「愚かな先祖を持つと末代が苦労する」
理由なき人種差別感を持つ人々。
それに対し違和感を感じる大学院生。
理由がないのに、なぜか嫌だと発言する人々。
世の中は理由なき嫌悪感というものが多く存在するのではないか。
しかし一歩引いて考えてみる。
その理由は、そのロジックは、もっとフラットな目線で世界を見つめればいいのにと思いたくなる。
 

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