aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】舟を編む/三浦しをん 辞書編纂にひたむきに打ち込む人たちの情熱に触れる

辞書編纂という仕事をしている主人公は変人

舟を編む (光文社文庫)

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自分の興味のあることに対して、考え始めたらまわりが見えなくなる。

夢中になることの素晴らしさ。

自分を貫き通せる人の強さと美しさを教えてくれる。

 

まっすぐに進み続けること

「完璧な辞書を作ることはだれにもできないとわかっていても、
言葉を使って思いを伝えようとするひとがいるかぎり、俺は全力でこの仕事を為し遂げてみせる」

ひとつの目標に向かって走り続ける人。

何そんなに頑張っちゃってるのと、他人から馬鹿にされるかもしれない。

だけれども、進み続ける。

なぜなら自分に自信を持っているから

自分の中に、持続するエネルギーを持っているから。

 

「だれかの情熱に、情熱で応えること」

がんばることを何となく恥ずかしいと思ってしまう今。

だけど、頑張ることって素晴らしい。

何かに向かって走ることは素晴らしい。

まわりの笑う人たちは、頑張る目標を持っていることを羨んでいるだけなのだ。

 

 

「お金を稼ぐためだけに働くって、人間の精神構造上、無理なのかもしれない」
「会社の意向や、自分のなかに生じる慣れや惰性」

お金を稼ぐためだけの仕事は虚しくなる。

仕事自体がさせられているものという認識から抜け出せないからだろう。

楽しみがなくちゃ。

 

言葉とはなにか

「なにかを生みだすためには、言葉がいる」

人に思いを伝えることは大切。

その伝え方は練習あるのみ。

何気ないことでも言語化することで、力はつく。

少しずつでも練習し続けること。

 

「言葉は、言葉を生みだす心は、権威や権力とはまったく無縁な、自由なものなのです」

言葉のもつイメージは、政治にも使われてしまう。

伝え方次第で、悪用されうるツールにもなる。

巨大なものは使う人の心の持ちようで変化する

心が強くなくてはならない。

 

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