【読書】DEATH NOTE/大場つぐみ・小畑健 大人になった今こそ、読み返したいマンガ
デスノートって覚えてますか
武器と独裁国家、そういったニュースを見るとあるマンガを思い出す。
もう10年以上前に連載がスタートしたマンガ「DEATH NOTE」。
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意外と最近だと思っていたのだが、時が経つ速さに驚愕。
アニメ化もされ、実写映画化、ドラマ化もされ、大いに話題をさらった。
いまだにネットでも多くのデスノートネタを目にするほどの人気ぶり。
「計画通り」とか。
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これは知らなかった・・・。
この漫画の見どころは、少年ジャンプとは思えない頭脳戦。
DEATH NOTEの読み切りが掲載された時、衝撃でした。
重量級ミステリーといっても過言ではない
名前を書くと、かかれた人間が死ぬノートを手にいれた少年が、世界をよい方向に導くために奮闘する物語。
もしくは、デスノートという凶器を持った犯罪者と世界最高の探偵の頭脳バトル。
文章が多いのでマンガなんだけれども、サスペンス小説のような重厚感がある。
描かれているテーマが重い
内容には、ジャーナリズムのあり方や、本当の正義とはなにか、というような少年誌には珍しい重たいテーマも含まれている。
正直、大人になってから読むと、印象は変わった。
(当時は「L、かっけー」とかそんな感じ)
何が正義か。
悪を裁くことは、いかにして正義になるのか。
裁判のような既定の方法で裁くこと以外はすべからく悪なのだろうか。
であれば、裁判はいかにして正当とされているのか。
既定のものを打ち崩すには、劇薬が必要なのではないか。
夜神月は、自ら劇薬として、社会に変革をもたらそうとした。
そして、それによって救われた人もいる。
また、ジャーナリズムに関しても、政治の道具として、民衆の思想に影響を与えるツールとして、本作では数多く使われている。
報道の独立性とモラル。
受け手の知識や理解の深化も求められる。
不特定多数に発信可能なメディアの影響力は絶大である。
劇薬と情報操作により、独裁政治はつくり上げられる。