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aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【雑記】MRJに見る日本の航空機産業の将来

社会 社会-航空機

最近良く話題になる民間旅客機MRJ。航空機が空を飛ぶ姿って見ていて気持ちいいですし、なんだか元気がもらえるような気がします。ただ単に僕が航空機が好きなだけかもしれませんが。

飛べない人間が作るものが、飛ぶ。不思議だけれども、面白い。まさに技術の塊。

航空機産業はインパクトが大きい。だが、一度でも失敗すると猛烈に失速してしまう。さらに莫大なお金がかかり、かつ、投資を回収できるまでの時間がものすごく長い。だから参入障壁が高いといわれている。そんな中に、日本の航空機が飛び込もうとしている。

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国産旅客機MRJとは

三菱航空機三菱重工が中心に開発を進めている小型旅客機である。

 

国内企業が設計製造する民間旅客機は半世紀前のYS-11以来である。経産省のプロジェクトからスタートしており、2008年に事業化を発表。2015年に初飛行。

小型機市場は、ブラジルのエンブラエルとカナダのボンバルディアが多数を占めている。さらにはロシアや中国も同サイズの機体を開発しており、競合に先駆けて市場投入することがMRJの成功にとって重要なファクターである。

www.flythemrj.com

www.sankeibiz.jp

初飛行

2015年に初飛行成功。ニュースでも大きく取り上げられ、一躍知名度アップ。初飛行は愛知県の県営名古屋空港からT4とJAXA飛翔に見守られながら華麗に飛び立った。

www.asahi.com

 

納入延期

初飛行から一ヶ月後、納入延期が発表された。強度不足が見られるため、地上試験等が追加で必要になる模様。この遅れによりリードしていた競合に追い付かれる恐れもある。またオプション受注もかなりあるので、競合に流れることもあるのではないだろうか。初飛行を背景に受注増を目指すべきところに、この延期は非常にネガティブな影響と見られる。これ以上遅れないように、かつ信頼性を増しながらANAへ初納入まで駆け抜けてほしい。

 

日本の航空機産業が輝くために

必要なのは、実績。
いまのMRJは国産部品が少ない。
なぜなら三菱航空機は実績がない、だから部品部品は世界で実績のあるものを主に使用する。日本製は脚の住友精密工業とアクチュエータのナブテスコ。それ以外はほとんどが海外製である。取りまとめ、組立をするのが三菱なので国産と言われているが、MRJが量産されても、日本の景気回復に繋がるとは言いがたい。

むしろMRJで実績をつくり、三菱内での供給部品に求めるスペックを精緻化し、それを踏まえて、日本企業に海外製よりも優れた性能の部品を作ってもらう。国産部品の割合が大幅に増える次期MRJが成功してこそ、ようやく日本の航空機産業が輝くときである。それまでに必要な時間、労力は計り知れない。

まずはMRJを利益が出るほど売り、実績を作ること。日本に民間航空機の製造会社ありと世界に示すこと。それがMRJの使命である。

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