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aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】下町ロケット2 ガウディ計画/池井戸潤 ロケットの次は医療機器に

名言 小説 小説-池井戸潤 小説-下町ロケット

ロケットの次は医療機器に。佃製作所の挑戦は続く。

下町ロケットの続編。テレビドラマ化の影響もあり、本屋で平積み。

下町ロケット2 ガウディ計画

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ロケットエンジンのバルブ開発に成功した佃製作所。

次は人体の医療機器に挑戦を始める。

 

医療機器は不良品が出た時のリスクが大きく、大企業は二の足を踏む

また日本では保守的なため、認可が下りるのも遅く、海外とのギャップが大きい分野でデバイスラグという言葉があるほど。

 

官僚体質に風穴をあけるために皆が奔走する。

昔ながらの日本企業が頑張る姿がかっこいい。

 

カッコよくある必要はない。大事なのは何のために仕事をするのか?

「スマートにやろうと思うなよ。泥臭くやれ。」

「自分たちの仕事が果たして何であるか。」

エンジニアが自分の仕事に行き詰まった時に、現場を見て、仕事の意味を再確認。

 

「組織っていうものは往々にしてそうですよ。
出世が結果でなく目的になってしまった人間は何が大切なのかわからなくなってしまう」

組織に飲まれるのではなく、自分の軸を持つことが重要。

 

「技術でいくら勝とうと、受注できなければ生かせない」

昔から指摘されている技術だけではー、という言葉にも繋がる。

営業と技術、ともに備わっていなければビジネスにはならないということを再認識させてもらった。

 

 

下町ロケットは勧善懲悪+社会への問いかけ

下町ロケット(1作目)から宇宙関係の技術に対する熱い思い、高い技術力を有する日本企業の象徴的な話で引き込まれる。

また勧善懲悪ものなので、人気が出やすいのは納得。

社会人はこれを読むとスカッとするのではないか

 

高い技術力を持った中小企業が主役。

大企業が金にものを言わせ、また法律をたてに揚げ足をとり、技術を奪おうとする

それに立ち向かう勇敢な戦士たちの物語。

知的財産と技術力は両方持っていてこそ意味があるもの。

技術力だけでは生き残れないという問いかけに対して、真っ向から立ち向かう佃製作所の熱い姿に胸を打たれる。

 

資金繰りのために奔走する姿も描かれている。

いかに技術をわかってもらうのが大変か。

資金を供給する側にも相応の知識が求められるにもかかわらず、そういった人材が少ないのはなぜなのか

 

そこが日本の産業構造的に一番おかしな所だと感じる。

このシリーズから、問いかけをされているのではないだろうか。 

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