aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】スリーパー/楡周平 本当の恐怖がこの社会を見舞うのはそれからだ

極めて現実感のあるスパイ小説

スリーパー (角川文庫)

新品価格
¥830から

題材の中には、アメリカ、中国、北朝鮮

そして普天間基地、米軍、放射能

今の日本を取り巻くキーワードばかりが詰め込まれている。

 

本作の主役はCIAの秘密工作員である由良。

彼は日本人でありながらアメリカに尽くす。

彼が立ち向かうのは、テロリスト。

 

日本の米軍基地がテロの標的にされた。

それを食い止めようと権力と暴力を使う。

いかに日本が無力か、そしてなめられているか、高いリアリティの下で描かれる。

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