aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】はじめての構造主義/橋爪大三郎 現代思想を代表する構造主義

漠然とした答えでしか無いが、物事の表象ではなく、その裏側にあるもの

はじめての構造主義 (講談社現代新書)

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構造主義という言葉を耳にする。

現代思想の根幹をなすものであり、注目を浴びているからだろう。

だが、構造主義の構造ってなんだろう。

漠然とした答えでしか無いが、物事の表象ではなく、その裏側にあるもの。

ここの人間それぞれの発言や行動ではなく、その背後に存在するより大きな力とでも言うのだろうか。

 

歴史や倫理で思想というものの触りだけ学習する。

いや、学習するというよりはその場限りで暗記をするといったほうが正しい。

そんな我々にとって、現代思想は身近なものではない。

しかしながら、そこで考えることを嫌がってはいけない。

新たなものに触れることによって自分の中の考えを少しでも前に進めることができるかもしれない。

考えを体系化することは非常に難しいものであるが、体系化されるものに触れることはまだ易いものだろう。

現代人たる我々が現代思想を知るための一冊。

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