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aichikenminの書斎

20代サラリーマンが、読んだ本と、心に残った言葉、その時考えたことを徒然なるままに書き留めたもの(金融、理系、工学、航空機、読書)

【読書】罪の声/塩田武士 未解決事件の犯行声明に子供の頃の自分の声が使われていた

塩田武士の罪の声。昭和の未解決事件、グリコ森永事件、犯行には子供の声が使われた。犯罪に巻き込まれることにより、人生が変わってしまう。

【読書】怪人二十面相/江戸川乱歩 少年探偵団はコナンじゃない

江戸川乱歩の怪人二十面相。明智小五郎と怪人二十面相の戦い。心理戦、騙し合い、非常に多くの魅力がつまっている。ミステリの原点とも言える一冊。興奮は時が経っても覚めることはない。

【読書】鏡の花/道尾秀介 ほんの小さなことで、世界は変わる。

道尾秀介の鏡の花。少しの、ほんの少しのことで世界は変わってしまうのだ。ボタンの掛け違いがいつの間にか、愕然としてしまうような違いになっているかもしれない。

【読書】眼球堂の殺人/周木律 森博嗣を彷彿とさせる理系ミステリ

周木律の眼球堂の殺人。森博嗣のS&Mシリーズを彷彿とさせる主人公たち。理系ならではの変人ぷりとそれに引き寄せられる事件たち。彼らが時々、至極まっとうなことを言うから素敵だ。

【読書】これは経費で落ちません/青木祐子 だいたいの社員は入社するとすこしずつずるくなる

青木祐子のこれは経費で落ちません。経理の仕事をしている総務の女性。彼女にくる領収書から人間模様が見えてくる。

【読書】スリーパー/楡周平 本当の恐怖がこの社会を見舞うのはそれからだ

楡周平のスリーパー。スパイ小説、それも極めて現実感のある物語。日本が世界からどう見られているか、そして無力なのか。日本の行く末を思い描きながら。

【読書】技術の進歩に取り残されないために。科学技術に親しみを持てるオススメの十冊ほど

科学技術関連のオススメ10冊と少々。科学技術の目覚ましい進歩に対して、我々はどこまで理解できているか。まずは身近な小説から入って、興味を持つことから始めてみよう。

【読書】月物語/西尾維新 100%趣味で書かれた将説です

西尾維新の月物語。3月のライオン12巻の特典。桐山零と羽川翼、二人の天才がぶつかりあう。言葉遊びの美しさはここにあるのかと。

【読書】Qrosの女/誉田哲也 正体不明のCM美女

誉田哲也のQrosの女。謎に包まれたCM美女。世間はそれを探している。マスコミもベールを剥がそうと躍起になる。それにより何が起こるか。不特定多数に襲われる怖さ。

【読書】民王/池井戸潤 政治とは何かを正面から問う小説

池井戸潤の民王。池井戸潤が政治の世界に切り込む作品。青臭い信念を貫き通すことがいかに難しいか。そして貫き通すことの美しさを知る一冊。

【読書】祈りの幕が下りる時/東野圭吾 悲しくも強い親子の物語

東野圭吾の祈りの幕が下りる時。加賀恭一郎シリーズ。加賀のルーツが事件に関わる。彼の母親が残したメモと同じものが事件現場で見つかった。彼の母親の足跡をたどる。

【読書】ハーモニー/伊藤計劃 理想郷に倦んだ少女は、世界を終わらせようとする。

伊藤計劃のハーモニー。健康管理を外部に任せていきる大規模な福祉厚生社会が舞台。人間にできる選択というものが限りなく小さくなったことに対し、少女は憂う。

【読書】君の名は。/新海誠 私は、僕は、だれかひとりを、ひとりだけを、探している

新海誠の君の名は。話題になった映画、小説バージョン。小説ならではの面白さ、視点の深掘りができる一冊。映画と小説どちらも甲乙つけがたい。

【読書】ようこそ、わが家へ/池井戸潤 弱い主人公の頑張りから、勇気をもらえる

池井戸潤のようこそ、わが家へ。池井戸潤史上、一番弱い主人公かもしれない倉田。弱いながらも必死に頑張り、家族を守る姿に感動と勇気をもらえる

【読書】ちょっと今から仕事やめてくる/北川恵海 働く人たちに向けた優しい物語

北川恵海のちょっと今から仕事やめてくる。ブラック企業につとめるサラリーマンが自殺前に助けられ、立ち直っていく物語。優しさの塊。

【読書】何もかも憂鬱な夜に/中村文則 犯罪と死刑、そして生と死

中村文則の何もかも憂鬱な夜に。主人公は刑務官。彼は自分が担当している未決囚の中に、何かしら自分に似たところを見つける。生々しい感情が見え隠れする一冊。

【読書】ONE 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子/内藤了 捜査に先入観は禁物だ

内藤了とONE 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子。ZEROを前編、ONEを後編とする物語。狙われる比奈子とZEROがONEになる瞬間がここにある。

【読書】美人薄命/深水黎一郎 老婆は笑顔で言う、美人薄命と

深水黎一郎の美人薄命。ボランティアを通して出会った老婆と大学生。二人の触れ合いは老婆の昔の思い出を呼び起こす。そしてその中に込められた思いが明らかに。

【読書】ZERO 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子/内藤了 どうか彼を救ってください、ZEROからONEになる前に

内藤了のZERO 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子。藤堂シリーズ第5作。今回は第二作で登場した犯人と、それに憧れを抱く新たな人間が登場する。何が人を悪の道に引きずり込むのか。

【読書】LEAK 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子/内藤了 事件の背景にある大きな闇を見つめて

内藤了のLEAK 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子。人の闇を知る。理由を知る。原因を知る。何を訴えかけたいのか、何を求めているのか。

【読書】約束の海/山崎豊子 山崎豊子の絶筆

山崎豊子の約束の海。彼女の思いがつまった戦争と自衛官の物語。日本にとって他人事ではない、そして目を背けてはいけない現状に対して警鐘を鳴らす。

【読書】AID 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子/内藤了 汝が深淵を覗くとき、深淵もまた汝を覗き返している

内藤了のAID 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子。シリーズ3作目、今度のテーマは自殺サイト。人が過ちを起こすのはいつだろうか、そしてきっかけは。

【読書】CUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子/内藤了 ただのホラーではない

内藤了のCUT 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子。藤堂シリーズ第二作。幽霊屋敷にて見つかる死体。完璧主義者の犯人に立ち向かう。

【読書】この闇と光/服部まゆみ 世界は自分の裡にあるのか、外にあるのか

服部まゆみのこの闇と光。どんでん返しが好きな人には間違いなくはまる一冊。ネタバレは厳禁だ。

【読書】ON 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子/内藤了 善光寺名物八幡屋礒五郎の七味唐からしです

内藤了のON 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子。ドラマの原作である。ホラーカテゴリではあるが、近未来ミステリのような現実感あふれる作品。単純なホラーを超えた、メッセージが描かれている。

【読書】スタフ/道尾秀介 人々の寂しさ、言葉にできない何か

道尾秀介のスタフ。移動デリを営む夏都は、誘拐事件に巻き込まれる。その事件は関係者それぞれの異なる思いが混ざり合っていた。ドライな人間関係の中で求めるものはなんだろうか。

【読書】はなとゆめ/冲方丁 枕草子ではなく、清少納言本人の物語

冲方丁のはなとゆめ。文書を書いた人間の背景がわかってこそ、その本質を理解できる。清少納言はどのような思いをこめて枕草子を書いたのか。

【読書】池袋カジノ特区/古野まほろ UNOで7億円取り返す話

古野まほろの池袋カジノ特区。池袋がカジノに支配された街になった。そこで7億円を取り戻す。その方法はUNO。

【読書】コンビニ人間/村田沙耶香 コンビニこそが、私を世界の正常な部品にしてくれる

村田沙耶香のコンビニ人間。コンビニを舞台にした芥川賞受賞作。マニュアルによって作り上げられた光の箱の中で、社会との繋がりを得る。

【読書】その女アレックス/ピエール・ルメートル 被害者不明の誘拐事件

ピエール・ルメートルのその女アレックス。純粋なサスペンスとおもいきや、途中から毛色が変わってくる。正義とはなんだろうか。

【読書】きみはポラリス/三浦しをん 多様な関係性の中で人は恋をする

三浦しをんのきみはポラリス。本作は恋愛短編集。そして恋愛の形はそれぞれ。多様な関係性の中で人は何を感じるか、何を苦しむか、何に悩むか、そして何を楽しむか

【読書】クリーピー/前川裕 あの人、お父さんじゃありません

前川裕のクリーピー。少女がいう。「あの人、お父さんじゃありません」。隣に住んでいる人はだれだろうか。どれだけ知っているのだろうか。

【読書】死神の浮力/伊坂幸太郎 死神が人間たちに正論を説く。大真面目に。

伊坂幸太郎の死神の浮力。死神が人間たちに正論を説く。死と隣合わせにある彼らは何を思うか。かくも儚い人間たちに。

【読書】宇宙のあいさつ/星新一 地球とかいう星の住民たちの実態

星新一の宇宙のあいさつ。ショートショートというカテゴリを創った星新一。宇宙人が描く、地球とかいう星の住民たちの実態

【読書】経済を身近に感じるためにオススメの10冊

経済を身近に感じるためにオススメの10冊。あまり学校で教えてもらえない経済を本から学ぶ。オススメ本の紹介。

【読書】Another/綾辻行人 <死者>は誰?だまし絵に酔いしれる。

綾辻行人のAnother。「死に近い」と言われている三年三組。そのクラスには死者が混じっている。<死者>は誰?綾辻行人のだまし絵に酔いしれる作品

【読書】掏摸/中村文則 惨めさの中で、世界を笑った連中

中村文則の掏摸。逃げることができない、支配された人生。社会から外れた人間たちの苦しみと、自分に選択権のない人生の恐ろしさを目の当たりにする。

【読書】二重生活/小池真理子 理由なき尾行、はじめました。

小池真理子の二重生活。何の目的もない、知らない人の尾行をする女子大生が様々な秘密を知る。不思議な不気味な魅力をしることになる。

【読書】本屋さんのダイアナ/柚木麻子 周囲の押しつけや思い込みという呪いから解き放つ

柚木麻子の本屋さんのダイアナ。本好きなダイアナに始めて友達ができる。少女が二人、強く成長していく物語。

【読書】旅のラゴス/筒井康隆 一度まっさらになった世界において、文明は再び旅を始める

筒井康隆の旅のラゴス。ものに依存することで人間は能力を失う。文明がなくなったことで、人間たちは知恵を取り戻す。

【読書】神去なあなあ日常/三浦しをん 都会育ちの少年が山奥のど田舎で生活を始める

三浦しをんの神去なあなあ日常。便利なものは何もない、ゆったりとした時間の中で、現代人が忘れた何かに出会う。

【読書】好き好き大好き超愛してる。/舞城王太郎 愛は祈りである

舞城王太郎の好き好き大好き超愛してる。ぶっ飛んだ題名とは違い、重厚な内容に圧倒される。人間はどうやって生きていき、そして死んでいくのかを考えさせてくれる一冊

【読書】銀行総務特命/池井戸潤 ドラマ、花咲舞が黙ってないの原作

池井戸潤の銀行総務特命。勧善懲悪のすっきりとした物語である一方、銀行の組織や人間に問いかけを放つ。社会に、もう一度考える心を。

【読書】グランドマンション/折原一 「不気味の谷」がこの作家の本質を表す

折原一のグランドマンション。グランドマンション一番館には変わった住人がたくさん住んでいる。終盤にはすべてが繋がる快感を得られる一冊。

【読書】ローカル線で行こう!/真保裕一 地方赤字鉄道への力強い応援歌

真保裕一のローカル線で行こう!。テーマは赤字ローカル鉄道の再生。一人のひたむきでまっすぐに突き進む人間が世界を変えていく。

【読書】タックスヘイブン/橘玲 世界を股にかける国際金融知的小説

橘玲のタックスヘイブン。有名ファンドマネージャーの死の裏側に何が隠されているか。権謀術数渦巻く中でいかにして生き残るか。

【読書】文学部唯野教授/筒井康隆 怪しげな教授の文学についての講義を受けよう

筒井康隆の文学部唯野教授。大学教授の日常をコミカルに描く。コミカルな日常の中に、急に文学論、形而上学などが入ってくる。

【読書】ジョーカー・ゲーム/柳広司 緻密な論理戦、考えない駒になってはいけない

柳広司のジョーカー・ゲーム。強靭な精神と緻密な思考力が求められるスパイという職業。彼らの生き様に迫る。

【読書】姑獲鳥の夏/京極夏彦 この世には不思議なことなど何もないのだよ

京極夏彦の姑獲鳥の夏。ワトソン視点が客観性を損なうことが本作の特徴。自分の脳に錯覚させられていないだろうか。

【読書】九十九十九/舞城王太郎 始めは混乱する、だがそれが癖になる

舞城王太郎の九十九十九。作中作がひたすら繰り返し、自分がどこの視点にいるのかわからなくなる。小説の真骨頂。